妖怪退治

キャスト

真中雷希(まなか らいき)  ♂:

南山風華(みなみやま ふうか)♀:

東織炎慈(ひがしおり えんじ)♂:

西川凱地(にしかわ がいち) ♂:

北国水奈(きたくに みずな) ♀:

夢女(ゆめ)         ♀:

妖怪 腐甲欺(ふこうぎ)  ♂♀:

風華(幼少期)        ♀:風華(幼少期)は風(幼)と書きます

風華の父           ♂:風華の父は父と書きます。

 

第4話妖怪退治「風車」(かざぐるま)

↑毎度毎度おなじみで(ハ

 

南山:ハロー!私は風の紋章を宿してる風華だよぉ〜♪

南山:今回のお話しは私の過去がわかっちゃう!!

南山:それでは、妖怪退治第4話「風車」お楽しみください。

 

風(幼):お父さ〜〜ん、あれ買って〜〜〜あれ〜〜〜。

父:風車かぁ〜、そんなのお父さんが作ってあげるよ。

風(幼):本当!?やったーーー!!

父:あはははは。(笑

風(幼):ねぇねぇ、お父さん・・・?

父:なんだ?風華。

風(幼):えっとねぇ〜、お母さんの分の風車も作れる?

父:それくらい、おやすい御用だ!!(笑

風(幼):やったぁぁぁぁぁぁぁ!!!お父さん大好き!!

父:ありがとうなぁ〜♪お父さんも風華とお母さんのこと大好きだぞ〜〜。

風(幼):それじゃ、早く家帰って作って♪

(父と風華家に帰宅)

父:よぉ〜し。明日までには作ってやるからなっ!待ってろよ?

風(幼):うん!!

父:それじゃ、もう寝ろ。

風(幼):わかった!おやすみ、お父さん♪

父:おやすみぃ〜

(風華、布団に入り眠る)

父:よぉ〜し、お母さんと風華の為に風車作るぞ!!

(父は朝までかかり風車を2つ作り上げた)

父:よっし!!できたーーーーーーーーー!!(大声で叫ぶ

風(幼):ん…?お父さん…?

父:あ、風華…起こしちゃったか…。

風(幼):ううん、別にいいよ。い〜っぱい寝たし♪

父:そうか、それならいいんだが…。

風(幼):うん!そう言えば…お父さん、何大きな声出してたの?

父:あ〜、風車できたぞ!!

風(幼):ホント!!!やったーーー♪(父に抱きつく

父:ほら。それと、これはお母さんの分。そしておまけ…。

風(幼):おまけ…?

父:そうだ、これっ!

(小さな風車を手のひらに乗せ風華に見せる)

風(幼):うゎーーーー!!可愛いーーーー!!

父:そうだろ?これはお守りとして持っていてくれ…。

風(幼):うん!!お守りお守り♪

父:それじゃ、お父さんは疲れたから寝るよ…。

風(幼):うん!!おやすみなさい。

父:風華もまた寝なさい。明日起きたらまたどこか連れて行ってあげるから。

風(幼):はい!!おやすみなさい。

父:おやすみ…。

(そして、父は二度と起きることはなかった…。)

(ここは光臣学園の屋上、時間は放課後、南山がフェンスにもたれている)

南山:はぁ…。

北国:どしたの?風ちゃん。

南山:ん?あ、いや別に何もないよっ♪(作った笑顔を見せる

北国:そう…?何か無理して笑ってる気がするんだけど…。

南山:そんなことないよ!ちょっと頭が痛いだけだから。

真中:お前、無理すんなよ?今日だろ?親父さんの命日…。

南山:うん…。でも無理はしてないよっ!

西川:あとで墓参り行くんだろ?

南山:そのつもりだけど…?

東織:だったら俺達もついてくぜ!いつも風華にはお世話になってるしな(笑

南山:ありがと。みんなっ♪

北国:いえいえ♪それと…ゴメンね…お父さんの命日って事忘れてて…。

南山:いいんだよ、水奈っ♪それに…

北国:それに…?

(南山は手の平に小さな風車を乗せてみんなに見せる)

南山:それに、この小さい風車はお守りだし、お父さん自身だもん!

真中:そっか…、お前は強いもんな…。

南山:それじゃ、私用意あるから先に帰ってるね!みんな5時に月光墓地に来てね!

西川:あぁ、わかったよ。

東織:りょーかい!じゃ5時になぁ〜

南山:うん、5時に!

(南山、去る)

北国:風ちゃん…無理して笑ってた…。

真中:そうだな…アイツは強い奴だから、みんなの前では涙は見せたくないんだろうな…。

西川:そうだろうな…アイツが唯一涙を見せれるのは親父さんだけだからな…。

東織:まぁ、アイツはアイツなりに頑張ってるんだ、だから俺達はアイツを応援しようぜ!!

北国:うん!!炎ちゃんの意見にさんせーーーい!!

真中:よし、それじゃまた5時に墓地で…。

(5人が去る)

(いち早く墓地についた南山、父のお墓の前に座り込む)

南山:お父さん…今日はお父さんの命日だよ、それで、このお守りの小さな風車…。

南山:このお守りの小さな風車…、お父さんだと思っていつも持ってるよ。

南山:お父さんのこと今まで忘れたこと無かったよ、あの時に風車も、まだ家に飾ってあるよ♪

(そこに4人が歩いてくる)

北国:風ちゃ〜〜〜〜ん!!

南山:あ、水奈!それに、みんなも、来てくれてありがと♪

真中:よっ。もうお参りはしたのか?

南山:今、丁度してたところだよっ!

東織:そうか、それじゃ、俺等もおまいりしていいか?

南山:うん!全然しちゃって(笑顔で

西川:あぁ、いつもお世話になってますって、言っておくよ(笑

南山:もう!凱地ったらぁ〜(笑

北国:それじゃ、みんな手を合わせて。

(5人は手を合わせる)

(そして、目をあける)

南山:今日はみんな、どうもありがとう…。

真中:これくらい当然んだろ?俺達親友なんだからさっ!

北国:そうだよぉ〜?風ちゃん♪

南山:あ、ありがとう…。(ちょっとウルウル系でw

西川:それに、何か悩み事があったらいつでも相談してこいよ?

東織:お前には俺達がついているんだからなっ!

南山:ありがとう…ありがとうみんな…。(涙

北国:風ちゃん、泣いちゃ駄目だよっ!天国のお父さんが笑ってるよ?

真中:そうだぜ?親父さんは風華の笑顔を見たいんだと思うぜ。

南山:そうだよね、ありがと♪(笑顔で

東織:よぉ〜し!それじゃ、帰りますか!?

西川:そうだなっ!それじゃ、帰りにラーメンでも食べて行くかっ!

真中:賛成!!丁度腹減ったんだよなぁ〜〜〜!!

(5人がラーメン屋に向かおうと歩き始めた)

夢女:みなさん!!妖怪です!!

真中:えぇ!!妖怪?一体何処に現れたんだ?

夢女:それは、月光墓地です。

南山:月光墓地って…。今いるところだよ!!

夢女:そのようですね…。

北国:でも、そんな妖怪の気配なんか感じないよ?

夢女:それは当然です、墓地なのですから色んな霊たちが集まる場所です。気配くらい簡単に消せますよ…。

東織:畜生!!

夢女:みなさん!それより早く妖怪を退治してください!!

西川:あぁ!!で、どの方向に妖怪はいるんだ?

夢女:南の方角です!!急いでください!!石碑が、荒らされています!

南山:南…。お父さんの石碑があるところだわ!!

(南山は一目散に1人でかけて行く。それを4人は後を追う)

南山:お父さんの石碑を荒らしてる妖怪!!出てきなさい!!私があいてしてあげるわ!!

腐甲欺:でてきたな、どっかの妖怪退治屋さんが…くくくくく。

南山:妖怪退治屋さんでも、何でもいいわよ!それより、お父さんの石碑には指一本触れさせないから…。

腐甲欺:お前のパパの石碑だぁ?もしかして、これか?これか?

(次々と石碑を倒していく妖怪、そこに4人登場)

真中:はぁはぁはぁ…、やっと間に合った…。

北国:風ちゃん、思い切り早く走りすぎ…。

西川:それより、今はあの妖怪だ!!

東織:そうだな。ところで夢女さん、あの妖怪の特徴は?

夢女:まだ言っていませんでしたね、あの妖怪の名は腐甲欺(ふこうぎ)と言います。

南山:腐甲欺…。それで、アイツの技は?

夢女:はい、腐甲欺はありとあらゆる物を腐らせます。ただし、腐甲欺を倒せば直るという事もわかっています。

真中:つまり、腐ったもんは、腐らせた奴を倒せば直るんだな!

夢女:はい、そのとおりです。腐甲欺の息には十分注意してください。それが腐らせる素です。

西川:わかった。ありがとな!

北国:それじゃ、みんな、妖怪退治しよっ!!

東織:おぉ!!

腐甲欺:もう、お話しは終ったかい?待ちくたびれたぞ?最初に腐る奴はどいつだ?

(南山が1歩前に出る)

南山:みんな、下がってて。ここは私1人でやる!

北国:風ちゃん…、危険だよ!!みんなの力あわせようよ!!

真中:そうだぜ?水奈の言う通りだ!

南山:それはわかってる…。だけど、アイツはお父さんの石碑を腐らせたの!!

西川:俺達が来る前にそんなことが…。

東織:そんなことがあったなら、風華!お前がいけ!そして、危なくなったらいつでも俺達を呼べ!

南山:炎慈…。

西川:そうだな、そんなことがあったら1人で倒したくなるのもわかる。

南山:凱地…。

北国:それじゃ、私は風ちゃんが怪我したら回復するから♪

南山:水奈…。

真中:お前の力拝見させてもらうぜ?(笑

南山:雷希…。みんな…。ありがとっ!私頑張るから!!

腐甲欺:もうお話しは終ったかな?あと…よそ見してたら危ないぜ!!お嬢ちゃん!!!!

腐甲欺:腐苦息!!(フクソク)

(南山は飛んでよける)

南山:ちょっと!何するのよ!!

腐甲欺:よそ見してると危ないぜって忠告してやったぜ?くくくくく。

南山:むかついた…。我が風の紋章よ…。我が手に武器を授けたまえ…。

南山:風鳥の弓!!(ふうちょうのゆみ)

腐甲欺:武器を出したところで俺様に勝てるとでも?けけけけけけ。

南山:やってみなきゃわからないでしょ?

(南山は目を閉じる)

南山:我が風の紋章よ、紋章の化身である武器に悪しき者に制裁を与える力を…。

南山:風龍射!!(ウィンドドラゴンショット)

腐甲欺:そんなの、屁でもないわ!!

(妖怪は矢をかわす)

南山:や、やるわね…。

腐甲欺:俺を倒そうなんて、100万年早いからなっ!!

真中:うわーーーーー!!腹たつ!!やっぱり、俺も戦う!

南山:雷希!!手出さないでってさっき言ったばっかりでしょ!!

真中:そうだけど…。何か腹がたつ…。

北国:雷ちゃん!風ちゃんと約束したでしょ!!

真中:わかったよ…。

南山:水奈、ありがとっ!

北国:いえいえ♪

腐甲欺:腐苦息!!(フクソク)

(南山はよける、しかし、4人にあたってしまう)

北国:きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーー

東織:うっ…。

南山:みんな!!!!!

真中:だ、大丈夫だ…。だから、お前は早く妖怪(やつ)を…。

西川:そうだ、雷希の言う通りだ。今動けるのはお前しかいないんだ…。

夢女:みなさんは私が診ておきます。だから、早く!

南山:うん…。わかった!私早く封印する!!

腐甲欺:俺がお前みたいなお嬢ちゃんに倒されるわけないじゃん!くくくく。

南山:アンタだけは許さないんだから…。みんなのため…そして、お父さんの為に…。

腐甲欺:一人で何やろうってんだ?けけけけけけけ。

南山:許さない、許さない、許さない…!!!

腐甲欺:腐・死・息!!(ふ・し・そく)

(南山はよける)

南山:許さないって言ってるでしょ!!

南山:我が風の紋章よ…悪しき者に風の天罰を、我が友に聖なる光の風を…。

南山:ウィンドクリアボルトーーーーー!!!!

腐甲欺:ぬぬぬぬ…。なめんなよーーーー!!!!

南山:負けないんだから!!!風十字!!!(ウィンズクロス)

腐甲欺:腐・死・息!!

南山:はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

腐甲欺:だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

(妖怪と南山が吹っ飛ぶ)

腐甲欺:ぐはっ…。よくも…がはっ…(吐血

(南山が起きる)

南山:だから、負けないって言ったでしょ!

夢女:今です!封印です!!

南山:わかったわ!!

南山:我が右手に封じられし風の紋章よ…聖なるお札を出し、悪しき者を封印したまえ…。

腐甲欺:ぐっ…。何する気だ…。

南山:なめないでよ!!風封印!!(ウィンドフロッズ)

腐甲欺:ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(段々小さく

南山:だから、なめないでって言ったでしょ!!

夢女:お疲れ様です。早くみなさんのもとへ!

南山:はい!!(笑顔で

(南山は4人のもとへ走って行く)

南山:みんなぁ〜〜〜〜〜(ちょっと涙目。

真中:ん?んーー?

南山:雷希〜〜〜〜水奈〜〜〜〜炎慈〜〜〜〜凱地〜〜〜〜

北国:風ちゃ〜〜〜〜ん!!!

東織:おっ!風華!!

西川:ってことは…妖怪には勝ったのか?

南山:もちろん!!当たり前じゃん!!

真中:そっか!それより、お前の親父さんの墓石…。

南山:うん…。わかってる…。

(夢女登場)

夢女:それなら、もう、大丈夫ですよっ!

北国:なんで?

夢女:腐っていたところは私が直しておきました。あとは、それを上に乗せるだけです。

南山:夢女さん…ありがとう…。(うっすら涙

西川:よし!あとは俺達3人に任せろ!

東織:そうだなっ!水奈や風華に怪我させたくないしなっ!

真中:よし!そうと決まればさっさと作業作業!!

南山:みんな…(涙

北国:ここはみんなに任せて、ちょっと風ちゃん付き合って♪

南山:うん…いいよ…?

夢女:それじゃ、私は戻りますね。

真中:わかった!

(夢女消える、そして二手に別れる)

(北国が南山の手を引っ張って歩く)

北国:風ちゃん♪

南山:何?

北国:じゃ〜〜〜ん♪

南山:何ここ…?

北国:ここね、秘密の場所なんだぁ〜♪雷ちゃんとかには教えてないから、みんなには秘密ね!

南山:う、うん…。(見惚れている

北国:この場所で、お花摘んでお父さんのお墓に供えよっ♪

南山:うん!!ありがとっ!水奈っ♪(笑顔

(2人はしゃがんで花を摘む)

北国:風ちゃん♪こっち向いて〜?

南山:何?

(北国が南山に花の首飾りをつける)

南山:きゃっ!何…これ?綺麗…。

北国:風ちゃん、似合ってるよ♪ ほら、私もっ♪

南山:あ、ホントだ〜。水奈も似合ってるよ♪

(2人は笑いながら花を摘み終える)

北国:こんなのでいいかなぁ〜♪

南山:そうだねっ!

北国:みんなの所に戻ろっか!

(2人は3人の元へ戻る)

南山:みんなぁ〜〜〜。お墓は…?

真中:おっけぇだぜ!

西川:3人で持ち上げて墓石を乗せた!

北国:お疲れ様っ!えっと、確かリュックの中に…。

(北国がリュックをあさる)

北国:あった!!これでも飲んで休憩してて!

(北国が出したのは1つの水筒、その中にはハーブティが入っていた)

東織:おっ!これは水奈特製のハーブティだなっ!

北国:そうだよっ!

南山:んじゃ、ちょっと私と水奈はお花あげてくるから、みんなは待ってて!

真中:うぃ〜〜〜

(2人は墓へ歩く)

(墓の前でしゃがむ2人)

南山:お父さん、これ、水奈と2人で摘んできたんだ…。これからも私達を見守っててね。

北国:風ちゃんのお父さん、風ちゃんをこれからも守っていきますので、心配しないでいてくださいねっ!

(2人は立って3人の元へ行く)

北国:あ、雷ちゃん達寝てるぅ〜(笑

南山:そうだね(笑

北国:んじゃ、このまま寝かせておこっか!

南山:その方がいいかもね。(笑

南山:妖怪退治第4話「風車」終了!!今回は私の話でしたぁ〜♪

南山:お父さんのこともいっぱいでてきたねっ!

南山:次は誰のお話しなのかな?

南山:それでは、妖怪退治第4話終了です!お疲れ様ですっ!

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